Prestigeモデルは、S1またはS3の「オール銅製バージョン」です。
見た目が銀色であっても、それは銀メッキを施した銅製の楽器であり、中身はあくまでソリッド・カッパー(無垢の銅)です。銅製サクソフォン特有の暖かく豊かな音色が特徴です。
■ S1
S1モデルは、Super Dynaction(スーパー・ダイナクション)の基本設計を引き継ぎ、さらに改良を加えたものです。演奏者にも修理技術者にも好まれるような、独自の工夫が盛り込まれています。
主な特徴:
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Low CキーとE♭キーが互いに向き合うように彫刻的に成形されており、特殊なロッカー機構によって滑らかなローリング操作が可能
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High F♯キーは両側から支えられており、真っ直ぐ上下に動く構造で、操作感が非常に快適
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テーブルキーの配置も改善され、より扱いやすい設計に
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**ネックテノン(ジョイント部分)にF♯トーンホールが位置するところに切り欠き(カットアウト)**があるという、このモデル特有の仕様
■ S3
S3モデルは、S1のバリエーションモデルで、主な違いはLow C/E♭キーの造形です。
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Low C/E♭キーの彫刻的な形状やロッカー機構が省略されている以外は、基本的にS1と同じ仕様
補足
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PrestigeバージョンはS1やS3の上位機種として展開され、素材に無垢銅(ソリッドカッパー)を用いた限定的・高級仕様
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銀メッキ仕様のPrestigeが存在するが、**あくまで「銀メッキされた銅製」**であり、真鍮ベースの楽器とは音色が異なる