KING Voll-True Ⅱ (1932~1935)

Voll-True II(1932年)

キャッチコピー:
より美しく、より正確な音程、より素早いアクション、より良い音色、そしてより簡単な演奏

「Voll-True II」は、わずか2年前に登場した初代Voll-Trueモデルをさらに洗練させた改良版です。Voll-Trueシリーズは、初代「King」サクソフォンに比べて22の改良点を備えており、以下のような特徴がありました:

  • 四角くデザインされたF♯、E♭、Cキー

  • 大型のパームキー

  • 浮遊式のオクターブキー・カップ

  • ビスB♭やG♯のための調整ネジ

  • バンパーパッドを不要にした新設計のキーガード

  • ベルキーが両方とも右側に配置

  • G♯キーにはローラーを装備

Voll-True IIも、初代と同様に**King Resonating Disk Pads(共鳴ディスク付きパッド)**が採用されています。

その後、King社はVoll-True IIをベースにごくわずかな変更を加え、モデル名を**Zephyr(ゼファー)**へと変更しました。Voll-True IIとZephyrの違いは、細部の仕様にとどまります。

Zephyrの主な違い:

  • King社として初めてデュアルソケット・ネックを採用し、より高い共鳴性を実現

  • フォーク式E♭キーを廃止

  • G♯キーの構造が変更され、調整アームを介さずに直接パッドを押す仕組みに変更

 

出典:Saxophone Museum